◇◆センセイは俺の!◆◇
「さぁ~てと、帰ろ。」
少し坂木さんと恋バナしたあと、イスから立ち上がって伸びをする。
俺につられて坂木さんも立ち上がると、
「角クン。」
「ん?」
「今すぐには無理だけど…私ちゃんと新しい恋するから。」
俺は坂木さんがすごいと思った。
切り替えが早い。
俺なんか、ずっと引きずるタイプなのに。
「坂木さんって、意外と恋には積極的なんだぁ~?」
「もうっ…角クン!」
「はははっ♪」
俺がからかうとバシバシ叩いてくる坂木さん。
こんな坂木さんを知ったのは今日。
こんなに後味のすっきりとした告白って、そうそうない。
俺は「本を借りて帰る」といった坂木さんと別れ、何故か清々しい気分で図書室を出た。
走っちゃいけない廊下を軽やかに走る。
向かったのはもちろん、
――――――ガラッ
「しつれーします。」
「フフッ…どうぞ。」
俺の保健室。
やっと会えた、みーちゃん♪