KISSKISS-セカンド-
「あの…ちょっと…そこの…ピンクのカーディガンの…人」
背後から近寄って声をかける俺は、この上なく怪しい。
自分に声をかけていると思っていないのか…
それとも意図的に無視なのか…
もう一度、声をかけようとした俺に気が付き怪訝そうな顔で振り向いた。
「…あたしですか?」
「そう…あんた」
―…なぜ、そこで顔を赤らめる?
ナンパとかじゃないんですけど?
隣にいる女はソワソワしながらこっちを見てる。
「あー…正木って良く一緒にいるよなぁ?」
「あぁ…ちはるですか?」
正木の名前を出した途端に2人から笑顔が消えた。