先生とあたしの恋
そして、先生と2人っきりになって話したかった、あたしは
先生に頼んで
病院を出て、駐車場に停めてある先生の車の助手席に乗り込んだ…。
「少しは…落ち着いたか?」
先生の優しい言葉に
「はい…」と言って頷いた…。
「ほら…これでも飲んで、暖まるから…」
そう言って、渡されたホットミルクティー
プシュッてあけて
一口飲んだ…
「美味しい…」
「そうか…よかったよ」
先生は、運転席でブラックコーヒーを飲みながら
少し寂しい冬空をフロントガラスから眺めていた…。