Magic Academy ~禁書に愛された少女~
「ここが、わがアマダスの特別寮、ヴァルホルです」
入り口を入ってすぐのところに、馬の彫刻が置かれている。
「ヴァルホルってまた…すごい名前付けましたね」
そらが呆気にとられていると、オリゼは笑いながら答えた。
「そうでもないですよ、今に意味がわかります」
そう言うと、オリゼはきょろきょろと当たりを見回し、1人の男の子を呼んできた。
「そら、うみ。彼がこの寮の寮長をしているスカナです」
紹介するとスカナはペコッと頭を下げてきた。
「ようこそ、ヴァルホルへ。寮長のスカナだ。先生、2人とも、部屋に案内していいですか?」
「ええ、お願いします」
そう言うと、オリゼは2人の背中をパンッと叩き、姿を消した。
「それじゃ、ついてきてくれるか?」
そう言って、スカナはエレベーターへと向かった。エレベーターの中に乗ると、スカナは学生証をかざして5と書かれた数字のボタンを押した。
「基本的に、寮の1Fと各部屋以外は魔法は禁止だ。というのも、男女一緒の寮だからな。特別な封が施されていて、2Fからは部屋の中以外、魔法が一切使えないようになっている」
はい、と2人は頷いた。
チーン、と音がなり、ドアが開く。エレベーターを降りて、廊下をパタパタとスカナについて歩いた。
「それから、一応、この寮の門限は23時。外泊できるのは大型連休の時のみ。それ以外で外泊する場合には、必ず、事前申し込みを忘れないこと」
そう言って、151と書かれたプレートの部屋の前でスカナが止まった。
入り口を入ってすぐのところに、馬の彫刻が置かれている。
「ヴァルホルってまた…すごい名前付けましたね」
そらが呆気にとられていると、オリゼは笑いながら答えた。
「そうでもないですよ、今に意味がわかります」
そう言うと、オリゼはきょろきょろと当たりを見回し、1人の男の子を呼んできた。
「そら、うみ。彼がこの寮の寮長をしているスカナです」
紹介するとスカナはペコッと頭を下げてきた。
「ようこそ、ヴァルホルへ。寮長のスカナだ。先生、2人とも、部屋に案内していいですか?」
「ええ、お願いします」
そう言うと、オリゼは2人の背中をパンッと叩き、姿を消した。
「それじゃ、ついてきてくれるか?」
そう言って、スカナはエレベーターへと向かった。エレベーターの中に乗ると、スカナは学生証をかざして5と書かれた数字のボタンを押した。
「基本的に、寮の1Fと各部屋以外は魔法は禁止だ。というのも、男女一緒の寮だからな。特別な封が施されていて、2Fからは部屋の中以外、魔法が一切使えないようになっている」
はい、と2人は頷いた。
チーン、と音がなり、ドアが開く。エレベーターを降りて、廊下をパタパタとスカナについて歩いた。
「それから、一応、この寮の門限は23時。外泊できるのは大型連休の時のみ。それ以外で外泊する場合には、必ず、事前申し込みを忘れないこと」
そう言って、151と書かれたプレートの部屋の前でスカナが止まった。