おれの恋



「もう…顔も見たないし、声も聞きたない…」


『ふざけんなよ。会って話しよ。明日行くから待ってろ!!』


ピッ!



自分の言いたい事だけ言って

空の返事を待たず、電話を切り…携帯の電源をoffにした。



手に持ってる携帯を

ソファー目掛けて、思いっきり投げつける…


こんなん…ただの八つ当たり。



『はぁー…』


何でこんな事になったんやろ…?


ほんの数ヶ月前の事が、懐かしく思えて仕方ない。

























俺は…自分の好きな人を邪険にした上に…


それだけじゃなくて、相手の気持ちを考える余裕もなかった…


最低な男。








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