ワタシノ好キナ王子サマ★
「うん。」

そう言って、和哉の背中に甘えようとした時…



「俺がやります!!」


と言って、ぶつかってきた男子が軽々と私をお姫さま抱っこをした。

「「へ??」」


私と和哉の声が揃った。


まさかの展開でびっくり…。


そういえば、私は彼の顔を見ていなかった。


ぶつかる瞬間が早すぎたり、ぶつかってからも頭がズキンズキンと痛くてずっと下を向いていたから見たくても見れなかった。


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