ワタシノ好キナ王子サマ★
「て…てめえ!!お姫さま抱っこって…(ズルいぞ??)」

何故か和哉の方が慌てていた。

「え…??駄目っすか??」

彼はとぼけた。


そんな中、私は恐る恐るお姫さま抱っこをしてくれている彼の顔を見上げた。



「…お…王子様!?」


私は思わず声が出た。


「「へ??」」


今度は和哉と彼の声が重なった。


「あ…いや…お姫さま抱っこするのって…王子様みたいだナァと思って…。」


ホントは貴方が王子様みたいな容姿だから…なんて言えません…。

私の顔は今、真っ赤だろう。
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