ワタシノ好キナ王子サマ★
「馬鹿はお前だろ!?顔を緩めやがって!!」


和哉は何故か逆ギレしてきた。


「緩んだっていいじゃん!!良いことあった時くらいさぁ!!」

ムカッときた私は和哉に言い返した。



「良いことって…どうせ稲穂の事だろ!?お前アイツに騙されてんじゃねぇの!?」


「はぁ!?意味分かんない!!なんで基之君を悪く言うの!?それに基之君関係無いじゃん!!」


私達はいつの間にか、激しい口論を繰り広げていた。

周りは、見たがりな人達が私達を囲んでいた。
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