半径1㍍禁止

むっ…。


自分勝手なんだから。

ドSだし…。

変な事ばっかり言うし…。


けど…、

いつもあんな笑顔で笑うから。



「…綺麗な顔。」


なんて、言ってる私。


なに言ってんだか…。



「………藍衣も寝たら?」

「…へ…?」


桐斗の目があいた。


「……起…きて、たん…だ。」

私が戸惑って言う。


「ん。もうちょっと、こっちおいで。」

腰に手が回されて、引き寄せられた。


「…近い…。」

私が桐斗の胸板に向かって言う。


「これぐらいが、抱き枕にはちょうどよくない?」


あたし、本当の抱き枕かよ。


膨れっ面でいると、桐斗に笑われた。


「寝たら。」


何回言うんだよ。


「寝ればいいんでしょ。」


何故かやけになって言った。

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