7デイズリピーター
「いじめを見てしまった以上、関係ないとは言えないだろ?」



すぐに優子の口が動く。希美が聞き取って、



「大丈夫。すぐに飽きてくれる。それまでの辛抱……」



「だけど……!」



結太が反論しようとしたときに次の時間の先生が入ってきた。



「予鈴鳴ったぞ。さっさと準備しろ」



「ちょっと先生!」



結太が今まで起きたことを先生に報告しようとしたが、優子に腕を掴まれ首を横に振った。



「それを言ったら私またいじめられる。それだけは止めて」



優子の目から涙がこぼれ頬を伝って机に落ちた。



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