7デイズリピーター
「……くっ!」



結太は舌打ちをして自分の席に戻った。目の前に救わねばならない人がいるのに、当てのない怒りを結太はただ自分の心の中に抑え込むしかできない。



先生は結太の行動に疑問を持ちながらも、教卓に教科書を置いて席に座るように指示する。



「ほら松原。お前も席につけ」



お互い何かを言いかけたが何も言わずに別れた。



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