いざ!!咲蘭学園へ
「でも、和樹。
俺、知らない人とデートなんて…
無理だよ。」
人見知りとかしちゃうタイプだし…
あたしが下を向きながら言うと
和樹はあたしの髪を
グシャグシャにしながら
「分ってるって!!
だから、俺も参加するやん☆」
と言った。
「えっ!!?本当?」
「当たり前やん。」
あたしに向かってピースをする和樹。
良かった…
あたしのことも
ちゃんと考えてくれてたんだ!!
本当、和樹は優しい。