愛のカタチ
しばらくすると、光が気まずそうに戻ってきた。
「ごめん、來斗。あたしちょっと行くとこ出来ちゃった。」
「ん?あぁ。じゃあ...」
さすがに人の家に1人で残るのはよくないと思い、立ち上がろうとした。
「あ、來斗はここで待ってて!どこにも行っちゃダメだからね!」
どこにも行っちゃダメ、って...。
「はいはい。」
「じゃあ行ってきます!」
光は近くにあったバックを掴んで、バタバタと出かけて行った。

