18歳の女王様~うちらの選んだ道~
しばらくし駅に着く。

駅に着くと店長に言われた通り階段の下に向かう。

そこにはすでに私達と同じ年くらいの女の子が2人、ビラ配りをしていた。

『おはよう!今日からこの子達もビラ配りしてもらうからよろしくな!』

店長に私達のことを紹介してもらった。

由香ちゃんとサトミちゃん。

私達の1つ上の17歳だった。

同じ姉妹店のキャバクラのビラを配っていた。

ビラ配りには一応ルールがあった。

違う店のビラを持っているお客さんに『ここボッタくりですよー』

とか、お客さんとの交渉中に『こっちの店のが安くしますよー』
など、邪魔をしてはいけなかった。

まぁそんなの普通に常識だろうけど。

今日私達が立つエリアは姉妹店の子達だけだったので気をつかわずにできた。

由香ちゃんサトミちゃんを見て最初は真似して声をかけてみた。

この駅で降りる1~2人で歩いてる男性はたいがいビラをもらってくれた。

むしろ、『今の時間はいくら?』など向こうから聞いてきてくれたのでそのまま説明し見事店までご案内することができた。

なんだ。。意外と簡単じゃん!!

店長には『初日なのに優秀だよ!!』とほめられジュースを買ってもらった。

しかしその後も私はビラをもらってくれた人達にどんどん店の説明し経った3時間で12組も案内することができた。

今日の私の歩合すごいなぁ。。。。

なんてワクワクしながらイイ達成感のまま仕事を終えた。
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