18歳の女王様~うちらの選んだ道~
店を出るとハルカがボソっと言った。

「綾ちゃん怒ってるよね。。。?」

「。。怒ってないでしょ」

「いや、絶対怒ってる。。」

「そんなことないよ!!心配してるんだよ。。」

私は言った。

「そうかなぁ。。でもこの前のことがあってすぐだし。。」

「まぁね。。私も少しびっくりしてるけど。。でも妊娠してるかまだわからないじゃん?


「うん。。。」

ハルカは下をうつむいた。

「。。。産みたいんでしょ?」

私は聞いた。

「うん。。今度こそ絶対に産んであげたい!裕ちゃんの子だもん。。」

「そっか。。」

そして薬局に着いた。

妊娠検査のコーナー。。

コンドームの箱の横に置いてある。

なんて矛盾してるんだろう。。

「。。。これでいいや」

ハルカはその箱を無造作に取った。

「じゃあ買ってくる。。。」

「うん。。」

何故だか少し緊張した。。
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