18歳の女王様~うちらの選んだ道~
「私ももういい!!」



ヤスに聞こえるように言った。




すると聞こえてきたツーツーツー。。





という寂しい音。





「実花。。。一体どうしたのよ!!」





綾ちゃんが切ない顔で私を見た。




「わかんないけど。。」




どうしてあんなに感情的になってしまったのか。。




「せっかく。。ヤスに気持ちを伝えるって約束したのに。。」




「もう。。いいよ」




「何、開き直ってるのよ!!」




「どうせ私なんて告白しても。。」




「ずるいよ。。」




「えっ。。?」




「そんなこと言うなんて。。。」




綾ちゃんが泣いてしまった。




「ごめん。。」




「綾なんて。。。振られるの覚悟で言うつもりなんだよ??」




「綾ちゃん。。」




「それに比べたら実花なんて。。まだ望みがあるのに」




「。。。そんなこと」



「それなのに、何でそんなくだらないことでヤスと喧嘩しちゃうのよ??」




「それは。。」




「謝りなよ!!」



「。。えっ?」




「ヤスにちゃんと謝って!!」




「。。。うん」




「会って。。それでちゃんと伝えよう」



「わかった。。」
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