国王陛下は純潔乙女を独占愛で染め上げたい

この神殿には、巫女見習いとして10歳から16歳までの少女が、各地から集められる。

夜回りは、その巫女見習いにとって、大事な役目の一つだ。


昼間は、畑仕事をはじめとするさまざまな雑務があるため、

眠ることの許されない夜回りは、幼い彼女たちにとって、拷問のように厳しい修行であった。


本来なら、二人一組で回るはずの役目だが、

たまたま具合の悪い後輩をかばい、レアは、一人で見回っていた。



・・明日からは、巫女として、今以上に努力しなくては。



短くなった炬火を、新しいものと交換しては、次の柱まで移動する。

レアの瞳には、こうこうと輝く炎が映し出されては消え、また映し出されては消えていった。






< 19 / 522 >

この作品をシェア

pagetop