国王陛下は純潔乙女を独占愛で染め上げたい



・・王とは、孤独だな。



父も、この孤独に耐えていたのだろうか。

それとも孤独に耐え切れずに逃げ出したのか。


ふと、星と星の間の、真っ暗な空が目に入り、愛する女の艶やかな髪を思い出す。



・・レア。お前は頑張っているか。



もうずいぶんと長い間、会っていない気がする。

マルスの孤独な心を支えるのは、ただ一つ、レアへの熱い想いだけであった。


また一つ、星が流れて、マルスは、それが自分の未来を暗示しているような気がして、そっと瞳を閉じた。




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