国王陛下は純潔乙女を独占愛で染め上げたい
その夜、サラは、ウルウに目通りを願っていた。
レアは、何も話そうとはしない。ならば、レアではない事情を知ってそうな人物の口から聞けばいいことだ。
「お入りなさい」
サラは、ウルウの私室に入るのは、まったく初めてのことで、親友のためとはいえ、肩に力が入っていた。
が、
・・うそ?私たちの部屋と大して変わらない?!
ウルウの部屋は、サラたちの部屋よりも広くはあったが、置かれているものは質素このうえなく、
とても、神官長の地位に相応しいようには見えず、サラは一気に緊張がとけた。
なにせ、ディスコルディアの居室を見た後だ。
政治にも口を挟めるウルウの部屋は、さぞ豪華なものであふれかえっているだろうと、想像していた。
「何か、珍しいものでもありましたか?」
ウルウの言葉は、サラの心の声を聞き取ったかのようで、サラは再び緊張した。
「実はお聞きしたいことがあります」
サラが、回りくどいのが苦手ということは、ウルウも承知のことだった。
それが、彼女の長所であり、また短所でもある。
しかし、さすがに直球過ぎるサラの言葉に、ウルウは、一瞬固まった--。
「今日、ディスコルディア様のお部屋に呼ばれた本当の理由をお教えください」