国王陛下は純潔乙女を独占愛で染め上げたい
王族の施薬は、神官長であるウルウの仕事と決まっている。
それを神官ですらないレアにさせるというのは、無理がありすぎる。
どうやっても、レアに会うまでは、ひく気がないのだと悟ったウルウは、
考えた末、レアとサラを助手という名目で連れて行ったのだった。
「どうして、そこまでしてレアに会いたがるのでしょう」
サラは、疑問が解決するまで、ひたすらウルウに喰いついて離れる気はないらしい。
レアのためか、
それとも、たんに、興味本位で矢継ぎ早に質問をしてくるのだろうか。
サラは、相変わらずとぼけた表情をしていて、まさか後者なのでは、とウルウは心配になった。
「さて、それは私にはわからないけれどね」
ウルウには思い当たるふしがあったが、それを口にするわけにはいかない。
ここで、打ち切ろうと思ってごまかすと、サラはさらに質問を重ねた。
「ウルウ様は、なぜ不機嫌でいらっしゃったのですか?
あれは、本当に王のお呼びだったのですか?」
サラの鋭い質問に、ウルウは一瞬、答えに詰まった。