国王陛下は純潔乙女を独占愛で染め上げたい
ウルウは、はぁ~、と傍目にもわかるほど、嘆息した。
「あなたって子は・・」
何も考えていないように見えて、実はこんなに頭が回る子だったとは。
見た目の平凡さに騙されて、本質を見抜けなかった。
・・レアにばかり気を取られていたからかしらね。
レアの陰に隠れていたせいで、まったく目立たず、今まで注意を払っていなかった。
ウルウは、レア一人連れて行くよりはいいだろうと、サラを一緒に連れて行ったことを後悔した。
「レアのためを思うなら」
「わかってます。
もっと賢くなるか、もっと鈍感に、ですよね」
サラは、にこりと笑うと、失礼しました、と言ってウルウに背を向けた。
・・私もまだまだ修行が必要だわね。
ウルウは、一人になったところで、再び盛大なため息をついた--。