国王陛下は純潔乙女を独占愛で染め上げたい
やっぱりねぇ~。
ひたすら聞き役に徹し、レアの告白が終わった時、サラは、心の中だけで大きく息を吐いた。
むろん、表情には決して出さない。
「私、おかしいのよ。マルス様のことが頭から離れなくて。
ディスコルディア様とのご結婚なんて、喜ばしいことなのに、少しも祝う気になれないなんて・・」
「それって、別におかしくないわよ。普通のこと」
「普通ですって?!」
レアの瞳は、これ以上ないくらいに丸くなっていて、サラを見つめている。
なんだか、レアの瞳に食べられてしまいそうだ、とサラは思った。
・・レアって、本当に、そういう話にうぶだわよね。
サラは、レアにどう伝えれば、誤解なく彼女を納得させられるだろうか、と頭をひねった。