国王陛下は純潔乙女を独占愛で染め上げたい
レアがもう一歩後ずさった瞬間、
マルスは勢いよく地面を蹴って、野生の獣のようにしなやかに走ると、躊躇せず、レアに飛び掛った。
勢いあまってか、計画通りなのか、そのままレアを地面に押し倒す。
「ぐっ!」
二人分の体重を受けとめたマルスの腕が、みしりと音をたてた。
その痛みに、思わず声が漏れる。
「マルス様!大丈夫ですか?」
レアは、さっきまでの拒絶などすっかり忘れて、顔をしかめたマルスの体を心配した。
「・・・・」
「マルス様?もしや、どこか痛めたのでは?
返事をしてください!マルス様、マルス様!」
レアは、痛みを堪えるように、目を閉じたままのマルスの肩を、必死で揺さぶった。
・・どうしよう。私のせいだわ。
ウルウ様を呼んだほうがいいのかしら?
レアは、今にもこぼれそうな涙を抑えて、懸命にマルスに話しかけた。
「マルス様。今、ウルウ様をお呼びします。ここで、お待ちください」
レアが、体を反転させて、マルスの腕からすり抜けようとすると、
マルスは、自分の下に組み伏せているレアの体の上に、ぴたりと重なるように、体重をかけた。