国王陛下は純潔乙女を独占愛で染め上げたい

マルスの体の熱が伝わり、レアは心臓が大きく跳ねた。

だが、今はそれどころではない。


「マルス様。お辛いでしょうが、ほんの少し体をずらしてください。

このままでは、ウルウ様を呼びにいけません」


全力でマルスの体を押してみたものの、レアの力では、とてもマルスの下から這い出すのは不可能だ。



・・あぁ、神様!



レアが、いよいよ天に祈ったとき、マルスがぽつりと言葉をこぼした。


「嫌だ」


「え?」


「どきたくないと言っている」


「でも、ウルウ様を呼んでこなくては」


「誰も呼ぶ必要はない。このままじっとしていろ」


「いくら、マルス様のご命令でも、それはだめです。

お怪我が悪くなったら!」


そこまで言って、マルスが、にやにやと笑っていることに、レアはようやっと気付いた。


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