国王陛下は純潔乙女を独占愛で染め上げたい
レアの頬が、色づいているのを満足そうに眺めると、マルスは笑いながら彼女の額を撫でた。
「ちゃんと治療してくれよ」
「え?やはり怪我をなさっているのですか?」
レアは、真剣な表情になって、マルスの両腕に手を置く。
しかし、マルスはくすりと笑うと、レアの耳たぶに触れそうなほどに、唇を近づけて、吐息で囁いた。
「いや、病だ。
・・恋の病。
お前にしか治せぬ」
「なっ!」
レアは、絶句し、マルスは満面の笑みを浮かべる。
「し、知りません!」
レアがそっぽを向くと、マルスはおかしそうに、くすくすと笑った。
その笑い方には、愛情が感じられて、レアは本気で怒ることはできなかった。
「レア」
マルスは、レアの頬を掌で包むと、そっと上向かせる。
マルスの瞳には、もう何度目かの熱い欲望の炎を感じたが、
レアは不思議と、嫌悪感も、罪悪感も感じなかった。
「マルス様・・・」
レアの瞳に長いまつげがかぶさり、マルスの姿が遮断されると、
二人は、唇で、お互いの熱を伝え合った。