国王陛下は純潔乙女を独占愛で染め上げたい
「でも、あんな言い方しなくったって、いいのに・・」
自分のことでもないのに、悔しそうに言い募るサラを見て、レアは嬉しかった。
「ありがとう、サラ」
端的な言葉には、たんにさきほどのお礼だけではなく、長い月日を経た多くの感情が含まれている。
おそらくは、サラもそれを感じ取ったのだろう。
レアの腕に、するりと腕を絡ませた。
「何言ってるの!私たち、この6年間、苦しいのを一緒に耐えた仲じゃない!
やっと、巫女の称号をもらえるんだから、
あ~っ!!」
サラは、そこで言葉を切ると、レアの腕をぐいぐいと引いて部屋へと連れ戻した。