国王陛下は純潔乙女を独占愛で染め上げたい
朝夕の祈りをささげる祈りの間は、物音一つせず厳粛な空気が流れていた。
新しく巫女を拝命することになった15人の少女は、みな一様に緊張した面持ちで座っており、
彼女たちと対面する形で、中央には神官長であるウルウ、
その左右に神官長補佐である二人の女性が、儀式のさいに身に着ける正装をして腰をおろしている。
新人巫女から少し離れた後方には、上級神官、中級神官、下級神官が、
そしてそのさらに後ろには、上級巫女、中級巫女、下級巫女が続く。
巫女見習いは、出席が許されていないため、通常の作業をしていた。
新人巫女たちは、みな意思の強そうなきりりとした瞳をあげ、まっすぐにウルウを見つめている。
その中でただ一人、肩を落としてうつむく少女は、誰にも相談できないまま、儀式の時刻を迎えてしまった。
・・どうすればいいのかしら。
ウルウ様に告白したかったのに、結局お会いできなかった。
上級神官であるシギネアに邪魔をされ、レアはとうとうウルウに会うことはできなかったのだった。