国王陛下は純潔乙女を独占愛で染め上げたい
ロカは、天井を見上げながら、ぼそぼそとつぶやくように、話した。
「まぁ、な。確かにあいつの改革は、民衆には受けがいいさ。
税制の改革も行って、富める者からは多く、貧しい者からは、少ない税の取立てをしているし、
ウェスタの巫女の専売特許だった施薬を、各地に広めて、それぞれの村々に施薬所を設けたりもしてる。
巫女と神官の身分の差も取り払って、
今度は、貴族だけで行っていた政に、民衆を参加させるつもりらしいぞ」
そこまで聞いたところで、レアは、はっとした。
「もしや、貴族の反発にあっているのですか?」
「多分な。自分たちの利権を守るために、そう、例えば王の暗殺を企てる、とか」
「暗殺ですって!!」
レアが、泣き出しそうになったのを見て、ロカは否定するように、慌てて手を振った。
「例えばの話だ。例えば!」
・・やばい。ちょっとやりすぎたか?
ロカは、ハの字に下がった太い眉で、レアの方をチラッと盗み見た。