国王陛下は純潔乙女を独占愛で染め上げたい

「王にお会いするのですから、王宮へ出向かなくてどうするのです?」


ウルウの言葉を、レアはまったくもって理解できない。


理解できなかったのだ。

磔にされるはずの自分が、王に会うなどあろうはずがない。

それとも、王自身が、自分を処断するのだろうか?



・・王に会いに行く?私が?



ウルウはいったんはとめた体を再び前へ移動させる。


ウルウの歩き方は、猫のようにしなやかで、足音すら感じさせないので、

レアはウルウが少し先に行ってしまってから、置いていかれたのに気づいて小走りになった。




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