オルゴール
気づけばもうお昼。鞄からお弁当を出した。


「――っあ俺、学食だから食べるもんね~」


空は海のお弁当を見つめていた。


「海のあげるッ!!今日、多めに作ってきたの」


そして空に、おにぎりを1つ渡す。


空は笑いながら、おいしそ~に食べている。


なんか大食いって感じ。ふふっ、可愛い♥


「その卵焼き。ちょうだい♪」


海の卵焼きを指差して言った。


海がお弁当のふたに卵焼きを乗せようとした時、


「あぁー!!ダメ!あぁ~んして」


空はちっちゃな子供みたいに口を大きく開けて


目を閉じていた。


顔が、熱い…。恥ずかしいし~…。


「あ…あぁ~ん?」


はずかしながらも、頑張ってできた!


よし、いいぞー!


「めっちゃおいしー♥海が作ったの?」


「うん、朝はお母さん仕事だから」


そして空は海の頭に手を置いて、


「えらいなー海は、よしよし」


優しく撫でてくれた。

< 57 / 174 >

この作品をシェア

pagetop