LOVER OF LIE〜消セナイ想イ
それから、ウチのクラスはほとんどが負けてしまって
残るはハル達のチーム。
やっぱりギャラリーが凄くって、近づけないくらい。
すごい熱気……
なんとか姿を見ようと背伸びをする。
グイッ
「ひゃ……!?」
不意にハチマキを引っ張られた。
「いい気になってんじゃねーよ」
あたしの耳元でボソッと言う声と同時に、
グラウンドの土で汚れたスニーカーで額から地面に落ちたハチマキを踏まれる。
残ったのは土塗れのハチマキと…
ハル達へ向けられてる煩いくらいの声援。
あたしは犯人を探す事はせず、ハチマキをにぎりしめてその場を離れた。