LOVER OF LIE〜消セナイ想イ
突然の声にあたしはビクッとなって顔を上げた。
「…水、出っ放しなんだけど」
「えっ、あ……」
あたしは慌てて水を止めた。
………誰……?
ジャージの線が青だから
三年生…?
「こんな所で何してんの?
相沢 伊織ちゃん」
「は………?」
何で名前知ってんの!?
あたしを笑顔で見てる男……
背は、ハルと同じくらいで
少しパーマがかった明るめの髪
整った顔立ち……
いかにもモテそうな感じの男……
だけどあたしは不信感でいっぱいで
その男をキッと睨む。
「睨まないでよ(笑)
…それ、落ちた?」
ソイツはあたしの手にあるハチマキを指差す。