LOVER OF LIE〜消セナイ想イ
結局、ハチマキの汚れは綺麗に落ちなかった。
「彼氏のとこ行かないの?
今、試合いいとこでしょ」
なんでハルの事まで知ってんの!?
向けられてる目が笑ってなくて気味が悪い。
「あ、彼氏じゃないんだったっけ?」
「え………っ!?」
な…んで……
あたしは思わず目を見開いた。
「何驚いてんの(笑)
冗談で言ったんだけど?」
コイツっ……!!
「だから睨まないでよ(笑)
…かわいそうだね。
報われない想いって」
まるで全部知ってるかのような口調。
「…意味わかんないんですけど!!
あたし彼氏のとこ行くんで!!」
「あ、待ってよ」
グラウンドへ戻ろうとしたあたしの手を掴む。
「な…っ、離して!!」