一瞬の時
間城は、やめるどころか、あたしの反応を見て楽しんでいる。


「も…や、ぁ…」


力がうまく入らない。


『お前、感度いいのな。』


また悪魔のような笑顔を浮かべる間城。


「っ!もぉやだってば!!」


なんとか、力を振り絞って、間城を突き飛ばす。



ガタン!!


机と椅子の中に、間城は突っ込んだ。



『ってぇなあ;』


「最悪!この変態!おたんこなす!」



『ひでぇ;それより。』



え?


間城はあたしを指差す。



『それ、ない乳まるだし』


ニヤッといやらしく微笑んだ間城に、あたしが鞄を投げつけたのは、言うまでもない。

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