転んだら死神が微笑んだ
電話を切ったあと、部屋に戻って、その封筒を開けてみた。

知春さんが、『ワクワク』って言ってた意味が、何となくわかるような気がしたけど、その気持ちはなるべく抑えるようにして、丸くクルクルっとなっているヒモをほどいて、中の紙を取り出した。

クリップで留められた紙を取り出したとき、一緒に小さな紙が床に落ちた。

『知春さん。今回のネタも簡単でしたが、いいご飯が食べられそうです。今回の調査費は要りません。』

と書かれていた。

『いいご飯が食べられそう』って、いったいどういうことなんだろうって思ったけど、これは今度知春さんに渡さなきゃと思って、机のうえに置いた。
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