小学生彼氏。
「夕方8時からある番組らしいぜー??
生放送スペシャルだって」
「え??待てよ慶。
話読めてない奴ここにいるんだけど!!
紐がテレビ出演!??」
慶の緩い喋り方に栗が突っ掛かる。
「あのクソガキテレビ出んの?!!
うっわーなんて生意気な」
「うるさいよー栗」
「お前もあんなガキのどこがいいんだよ」
「紐はカッコいいですー!!」
「かわいいですーの間違いだろ??」
「カッコいい時もあるもん!!
分かった!!!
じゃあ栗8月の最後の日曜日にある紐の生放送見てね!?
絶対カッコいいから!!」
「あーいいぜ??
覚えてたらな〜☆」
「いい加減にしろって二人共(笑)」
あたし達のくだらない言い合いを止めに入ったのは、慶ではなく駿河君だった。