小学生彼氏。



「うっそォ〜!!!!
ずるい〜〜!!!!!」


潤葉が軽く絶叫する。


「マジでマジで!!?」


柚樹が目を見開いて聞いてくる。

でもその顔はショックではなく明らかに楽しんでいた。



「気にしないよ。
あの手の奴はいろんな子におんなじ事言ってるんだって」


あたしは椅子に座り直してお弁当の残りを食べだす。



「それにあたしは紐一筋だし」


柚樹が爆笑し出す。


「あんないい男よりあのくそ生意気なガキを選ぶってッ…(笑)あんた本気で病院行った方がいいんじゃないの??!!(笑)」



「柚樹〜(笑)」


潤葉は苦笑。


「ホントだって〜!!」



あたしは軽く頬を膨らます。



< 37 / 161 >

この作品をシェア

pagetop