喧嘩上等最狂king・。+
さっき歩いた道を
走っていると
「来たか」
やっぱり
パトカーが
追いかけて来た
「よし、行くぞ!つかまってろ」
言われた通り
聖の服につかまる
「おい!バカ!おこっちんぞ!?」
「え!」
おそるおそる聖の
お腹に手を回す。
あたしが
お腹に手を回したのを
確認すると
聖はスピードを上げて
広くない道を走った。
「え!ちょっ怖い!!!」
「バカ野郎!捕まるだろ!」
風やバイクの
音でお互いの
声が上手く聞こえなくて
大きな声を出す
すると
聖は少し
スピードを落した
「捕まるって!」
パトカーが
さっきより
近付いて来た…
「King!!!!!」
「しっかりつかまってろ」
そう言うと
パトカーが
すぐ裏まで来た瞬間、
右側にあった
細い道に入った
案の定パトカーは
そのまま通りすぎて行った
「ガチビビった…」
あたしの心臓は
バクバクで
息が上がる…
「まだだぞ。」
「え?」