ファースト ラブ ~女子高校生×ホストクラブ経営者~
* * * * * *



カイトはボールペンを指でクルクル回しながらイスの背にもたれていた。


色々な事が気になって仕事に集中出来ない。


そこへヒロがやって来た。


「カイトさん、香帆さんが来店していますが?」


「今日は来ていない事にしてくれ」


「分かりました」


ホールへ戻ろうとしたヒロは足を止め、振り返った。



「大丈夫ですか?」


「あぁ・・・ウォッカのロックを持って来てくれないか?」


「え?あ、はい 分かりました」


仕事中に事務所で飲む事がないカイトにヒロは驚いた。




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