イジワルな恋人


あの事件以来、みんな壊れ物に触るようにあたしに気を使っていた。


……あたしを、傷つけないように。


そんなみんなの気持ちをわかっていながら……、

あたしはずっと聞こえたないフリをしてきたんだ。


みんな……、

亮と同じ事を伝えてくれようとしてたのに。


耳も心もを塞いでた。







……お父さん。

お母さん。

健兄……。



あたし……、

幸せになってもいいの―――……?







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