メロンパンの恋の味

「夏川ぁ~」

「はい」

床に座り、頭に巻いていたバンダナを外しながら……


「お前も、いい加減、自分の気持ちに素直になれば?」



「えっ…?」



ポリポリと、店長

頭 掻きながら


「夏川…お前、アイツが好きなんだろう?」



なっ………!?




「えっ!?そ、そんな事ないですよ!?店長!


また、疲れで頭がボーっとしちゃったんじゃないんですか!?


もう、変な事


言わないでくださいよ!」



思わず 早口になった。






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