メロンパンの恋の味

「夏川ぁ~」

「はい。」


「俺に誤魔化しは通用しないぞぅ~

これでも店長だからなぁ~スタッフの事ぐらい、毎日見てれば、イヤでも分かるさ。」




そうですか…




恐れ入ります……はい……


「…で、」


立ち上がり、窓を開けてタバコに火をつけて


プカ-と一服すると


「いつ、素直になるんだ?」



「素直になっても、叶わない恋に、頑張ってみても


自分が情けなくなるだけですから…」



どうせ…振られるの
分かってるし……




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