廃陸の旅団
カムイの孔気刀とクラナドの孔気刀が激しくぶつかり合う。

すると剣と剣の弾ける音が鳴り響き、足元の木の板が衝撃で割れる。

「よぉカムイ。今日こそオレに殺されてくれんのかい?」

「バカ言ってんじゃねぇよクラナド。今日こそはお前を力ずくで連れて帰る。」

「はっ。できるもんならやってみろ!!!」

クラナドの蹴りをカムイは左腕で受ける。

「……『亜切・三太刀』」

反撃の隙もないほどの速さでクラナドの凶刃がカムイを襲う。

脇腹を切り裂こうとした初太刀を華麗なステップで躱すカムイ。

その動きにクラナドは踏み込みを合わせ、更に足払いの様な低い斬撃。

「あっ……ぶな。」

両足で地面を蹴り、その太刀を躱す。

「死ねカムイ。」

着地するよりも速く、クラナドの最後の一振りが、空中で身動きの取れないカムイに降り掛かる。


「『フェーン《突風》』」

突如吹き抜けた突風がクラナドの刄をわずかに逸らし、カムイは左腕に傷を負うだけで済んだ。

「サンキュー、リリー。」

「ちっ、糞アマが邪魔しやがっ……て!!」

クラナドがリリーを見た一瞬の隙にカムイはクラナドの懐へと潜り込んだ。

「観念するんだなクラナド!!」


< 123 / 583 >

この作品をシェア

pagetop