廃陸の旅団
「なぁんか初期の三人が残っちゃったね。」

カルカスの最高機関である軍に歯向かい、天を目指した廃陸の旅団の初期のメンバーがその場に残っていた。

「いよいよオレ等もヴァルハラの手前まで来たわけだ。気張っていこう。」

ジンはここに着いた時から鎖を外していた。

それは過去との決別を意味しているのか、抑制していた力の解放を意味しているのかはジンにしか分からない。

「俺達はここで死ぬわけにはいかない。ウリアやテリアとの約束があるからな。死んだら許さないぜ二人とも。」

カムイがそう言うとマールはにっこりと頷いてみせた。

ジンはビッと親指を立てたかと思うと、上下逆にしてカムイをからかった。

「それじゃ…行きますか。」

マールは二番の門へ、ジンは三番の門へ、そしてカムイは一番左の門へとそれぞれ入っていった。
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