狐面の主人


男はまた黙り、じっと五穂を見つめた。

客にこのようなことを思うのは失礼かと考えたが、五穂はこの男が、人でない気がした。



そして男は、五穂を見つめたまま言った。







「決めた。お前を買おう。」




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