◆紫色の恋空**先生の切ない恋**◆
一体、どんな奴なんだ…。
沖田の男って…。
「先生~?」
そんなことを考えて黙っていた俺を、首を傾げて見上げる沖田。。
か、可愛い…
「先生、ぼーっとしないでちゃんと、探してください!」
「あいあい。」
そうでした。今は、資料室で沖田と探し物中でした。
何を探してるのかと言うと・・・
―――――バサバサバサッーーー
「きゃあー。。」
たくさんの資料の雪崩が、沖田を襲った。
だけど、とっさに体が動いた俺。
「大丈夫か?」
「はい、ちょっと腰いたいですけど。」
「フゥ…おっちょこちょいだな沖田は」
「むぅー…先生までそう言うー。。」
ふくれっ面で睨む沖田は、逆に可愛さが増して、相当くる。。
・・ってか、俺今…かなりやばい体勢。
上から落ちてくる資料の山から沖田を守ろうと、とっさにかばったのはいいが…
俺、今沖田に覆い被さってる??
「あ…悪い。」
慌ててどけた。
「いえ、かばってもらってありがとうございます。先生。」
かなりどきまぎしてる俺とは正反対に、至っていつも通りの沖田。
いくらなんでも…意識とかしないのか?
もしかして、沖田って…
かなりの天然??