白いカッターシャツ


「…ちょっとー!!!!
おいて行かんといてっ…!!」


下田に助けを求めようと
叫びをあげると
私の視界が変わった。


「…え?」


目の前には山村の
キレーなお顔が…。


「保健室、行くぞ。」


有無を言わせない雰囲気の
山村にお姫様だっこを
されながら、保健室まで
連行される私。


「…歩けるんやけど。」


「…。」


私が喋ると山村は不機嫌
な顔で無視して歩く。
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