遊女と経営者の恋愛事情
「…ご、ごめんなさい。こんな事までさせちゃって…」
「…今日だけな。明日からは自分でやれ」
次々と髪を巻いて行く。
その手つきは決して慣れているとは言えないながらも、優しい手つきで触れてくれる。
「結衣はチビだから、ピンクが似合うな」
「チビじゃないよ?!私は標準だよ。龍也さんが高いの〜」
「はいはい」
気のない返事をしながら
他愛もない会話を進めて行くと
髪を巻き終えてワックスを付ける。
「よし、出来た」
鏡の前に立ち自分の姿を見つめた。