初彼 -ハツカレ-




「あっ!!」


部長が起きたのは

それから2時間が経過しそうな時だった。



いきなりの大きな声にビックリした。


部長はガバッと立ち上がって

ずんずんあたしに近づいてくる。



「ごめん小泉…」

「いーよ部長。」


にっこり笑ってみたら部長は苦笑いした。




「食器も洗わせちゃったし…」


「全然いいよ!!

それより部長顔洗ってきなよ」


「んー…」


っと部長は少し眠そうな声で

洗面所に向かった。








「…………。」



いーよとは言ったけど

やっぱり寂しいよ。

おかしいよね。



でも、

久しぶりに会ったのに

キス、…して、なぃ……。




「………したいなぁ…」


って声に出てるッッ//////



「あたしの変態変人!!ムッツリッッ!!」



「………;;」


何だか自分で言ったのに

ショックだなぁ……;;




後ろから小さな笑い声が聞こえたと思ったら、


「わっ///」


次の瞬間には後ろから抱き締められていた。




「ぶっ部長ッッ///!?」

「誰がムッツリだって?」


後ろからクスクスと笑い声がする。



「聞いてたの!!??」

「バッチリ聞いてた(笑)」


「で――…」


くるんと視界が回って、

あたしはキッチンと部長の間に

閉じ込められた。




「小泉は何したいの?」

「なッッ///」

「ん?」


ずるいよその顔……///



「ぶ、…部長とキ――…んっ!!」


目の前に部長のドアップ。

心臓止まるかと思った。






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