初彼 -ハツカレ-




「―――…クククッッ」

「なっ///」


目の前で笑い声を堪えている部長。

でも堪えられてないけどね;;



「そんなに笑わなくても……///」

「だってナイスタイミングで……///」

「もー///」




キッチンに両手をついて、

クスクス笑う部長。



―――…近いなぁ…。





「―――…ねぇ……。」

「ん?」



「ちょっと離れて……?」

「…………ヤダね」


部長はニッと笑うと

あたしにキスをした。




























「部長、あたし一人で帰れるよ?」

「だーめ送る。」

「でも明日…」

「授業は無いし」

「部活は?」

「いつもより遅め開始。」

「バイトは?」

「明日は入ってない」

「むー…」



「いーじゃん遅らせて?」


「…………はぃ…。」


照れて顔を伏せて言った。







ズキリとした胸は

帰るときには温かくて、

ズキズキしたのを忘れていた。






< 297 / 317 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop