初彼 -ハツカレ-
「―――…クククッッ」
「なっ///」
目の前で笑い声を堪えている部長。
でも堪えられてないけどね;;
「そんなに笑わなくても……///」
「だってナイスタイミングで……///」
「もー///」
キッチンに両手をついて、
クスクス笑う部長。
―――…近いなぁ…。
「―――…ねぇ……。」
「ん?」
「ちょっと離れて……?」
「…………ヤダね」
部長はニッと笑うと
あたしにキスをした。
「部長、あたし一人で帰れるよ?」
「だーめ送る。」
「でも明日…」
「授業は無いし」
「部活は?」
「いつもより遅め開始。」
「バイトは?」
「明日は入ってない」
「むー…」
「いーじゃん遅らせて?」
「…………はぃ…。」
照れて顔を伏せて言った。
ズキリとした胸は
帰るときには温かくて、
ズキズキしたのを忘れていた。